勝久会の今
5月のすがすがしい青空の下、ベランダに小さな田んぼが誕生しました。
「上手に育つかな?」と期待を胸に、ご利用者の皆様と一株ずつ丁寧に行った田植え。土に触れ、苗を植えるその手つきからは、かつて日々の暮らしの中で培った農作業の記憶が鮮やかに呼び起こされ、昔日の話に大きく花が咲きました。
それから約4か月、水やりや日々の成長を見守る「育てる楽しみ」が、生活の中に心地よい目的意識と潤いを与えてくれました。たっぷりと太陽を浴びた稲はすくすくと育ち、見事な黄金色の稲穂が頭を垂れました。
そして迎えた稲刈りの日。 ハサミを手に一穂一穂刈り取っていくと、「若い頃を思い出すねえ」「立派に育ってくれて嬉しいね」と思い出話に花が咲き、笑みが広がりました。
自分たちの手で育てた実り豊かな稲を囲み、昔の記憶と今の喜びが重なり合う、温かい笑顔に包まれました。