当法人では、今年5月より、岩手県の事業である『働き方改革実践モデル企業』に参画し、株式会社ワーク・ライフバランスのコンサルタントの先生をはじめ、いわて働き方改革サポートデスクの皆様のご指導のもと、介護老人保健施設気仙苑の2階、3階で職場独自の働き方改革に取り組んで参りました。そして、この度、11月21日に開催された、いわて働き方改革推進セミナーの中で、この約半年間の取り組み内容と成果について、発表して参りました。
この半年間、現場における現状の課題を洗いだし、共有しながら、様々な施策を考え実践してきました。たった半年間とはいえ、目に見える形で効果も出始め、昨年度の離職者数を同時期で比較したところ、離職者数が70％も減少したことが分かり、改めて働き方改革がもたらすプラスの効果を実感することができました。
働き方改革チームメンバーからは、この半年間の取り組みを振り返っての感想として、『人員不足で職場環境を良くすることは難しいと常日頃感じていましたが、この事業に参画し、現場で何が起きていて、本質的な問題は何なのかをじっくり考え、自分達の仕事を一旦俯瞰して見る機会になりました。与えられた環境の中で発想を転換してアイディアを出し合い、実践した成果は、期待以上に省力化に繋がったこともありました。取り組むことで職員相互の理解に繋がった事、諦めずに本当に策は無いのか、別の発想は無いのかを考えて、アクションを起こすことの大切さを体感できたことは大きな収穫でした』との声もいただきました。
また、このセミナーに参加し、いわて働き方改革AWARD2018の最優秀賞に輝いた企業の事例発表も傾聴させていただきましたが、少子高齢化の影響でどの企業も人材不足が叫ばれている中で、職員をいかに大事にし、職員が仕事のやり甲斐を感じながら、いかに長く勤めていただくかの工夫を行っている企業が県内にも沢山あることを知り、良い学びの機会となりました。
当法人の働き方改革もまだ始まったばかりにすぎませんが、今後、法人内すべての部署を巻き込んでの働き方改革をさらに推進して参りたいと思いますし、本部、現場職員が共に真剣になって取り組むことによって、必ずや大きな成果を生む可能性を秘めているのが、この働き方改革なのではないかと思っております。
